リベルテをというコミュニティを作ったのが、令和3年の12月27日のことでした。
正直なところ「これって需要あんのかな?もしかして自己満足なんじゃないか…」と思いながらも、とりあえずやってみないと分からないし、誰かに自分の気持ちが届くかもしれない、共感してくれる人がいるかもしれない…と不安とワクワクが入り混じったような気持ちで始めました。
そして今この記事を書いている令和4年1月10日時点で、リベルテメンバーは30人になりました。中にはまだお話が出来ていない人もいますが、こうして何かしら自分に興味を持って入っていただいたことにとても感謝しています。ありがとうございます。
そうしてメンバーが増えてきた中で、いくつか「アツイ想い」を書いてくださった方がおられたので、今回はその声を1つ紹介するとともに、それに対するアンサー記事を書いていこうと思います。
さっそく、まいりましょう!
地方住みのセクマイの悩みについて
リベルテメンバーのTさんからこんな声をいただきました。
自分も島根という田舎に住んでいるので、これってすごくよく分かるんですよね…。
テレビ番組でも取り上げられて、「LGBTQ」って言葉の認知度もあがってきて、都会では割と浸透してきていると思います。でも、地方はまだまだ昔からの慣習が染みついている。セクシャルマイノリティなんてめちゃくちゃ「希少種」なんですよね。
13人に1人とも言われているセクマイの割合を考えれば、絶対に一定数いるとは思うのですが、「言っても絶対に理解されない」という絶望にも似た恐怖心で隠さざるをえないという環境にあるのだと思います。
「結婚して子供を産むのが女性の幸せ」「結婚して家庭を作って男性は一人前」みたいな古い考え方がまだまだ普通にありますし、「30歳までに結婚しないのって何かしらの欠陥があるよね…」なんてワケが分からない話が出てきたりします…隠すのは当然ですよね。
その時々は作り笑顔でスルーするんですけど、結構そのたびに傷ついていて…毎回毎回「彼女」のことを「彼氏」と脳内変換したりする会話に疲れたり…ホントに生きづらい。いつの間にかそういう傷や疲れがつもりつもって病んでしまう…「もう無理」って都会に行ってしまう人がいるのも納得します。
そりゃあいつも存在否定されるような環境にあれば、自己肯定感は低くなるし、「生きてくの辛い」って希死念慮にかられることも全然あると思います。
リベルテMission、Vision
リベルテのMission、Visionについては下のページを読んでみてください。
簡単に要約すると、
- 前向きなセクマイさんを増やす
- 前向きな参加者同士が交流して相乗効果をおこす
- マジョリティとの壁を壊す
という3ステップで、「すべての人が自分らしくイキイキと生きる社会へ」を実現しようということです。
この想いに共感し、一緒に活動していきたい!という気持ちをTさんが持ってくださりとても嬉しいです。
Tさんが田舎で抱えてきた「生きづらさ」は、同じ環境にあるだれかの心に寄り添う武器になると思いますし、今後その痛みが人間的な魅力を引き出すと思います。
よく言うことですが「痛みを知っている人間ほど人に優しくできる」というのは間違いないと思います。私たちが抱えてきた辛さは絶対に意味のないものではありません。経験したことがある人間だからこそ、同じ経験をしている人に手を差し伸べることができると思うからです。
これから一緒に「地方に住むセクマイさんを自分らしく生きられるようにする」というアツイ気持ちを持って行動していきましょう!
そして、まずはそのためにもTさんが「自分らしく幸せに生きること」から目指しましょう。自分が幸せでないと、人を幸せにすることはできません。自分のコップの水を満タンにしてあげてこそ、相手にその水を分けてあげることができると思います。
Tさんがこのコミュニティで「自分らしくイキイキと生きる」を実現し、同じ境遇の人に勇気を与えられる人間になれることを願っています。そのために一緒に走っていきましょう!
それでは、また!