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ドリー|Xジェンダー元警察官
"自分の人生を生きる人"を増やす人
◯島根県在住
◯1988年生まれ
◯ライフコーチ
◯LGBT啓発講師
◯体は女性、心は中性
◯婚約破棄から1年で人生改革

プロフィール

自由に生きる

はじめまして、「ドリー」といいます!

リベルテのサイト&ブログ見ていただき、本当にありがとうございます。

リベルテとはフランス語で、「自由」

自分はまさに「自由」を追い求めていました。でも、なかなかそれを実現できないまま過ごしてきて、気づいたら33歳…このままの人生は嫌だと思い、活動をし始めました。今でも新しい生活や、将来に対する不安もありますが、これまでの人生に比べたら何万倍も幸せに生きていると思います。

そして行動し始めて思ったこと。それは私と同じように「もっと自分らしく自由に生きたい」という気持ちを持っているにも関わらず、なかなかそうならない現状にフラストレーションを抱えているLGBTさんは多いのではないかなということでした。そして過去の自分のような人の背中を押したいと思い「リベルテ」を立ち上げることを決めたのです。

このサイトをご覧いただくにあたって、まずは「主催者どんなやつよ」ってところが気になると思うので、プロフィールを読んでいってもらえると嬉しいです。

少し長くなりますが、お付き合いいただけると幸いです。

目次

「ドリー」について

まずは、自分の簡単な自己紹介をしていきます。

1988年生まれの33歳、公務員11年目で、令和4年3月末に退職予定です。

令和4年3月1日最後の勤務を終えたことをきっかけに、いままで「ゆう」という名前で活動していたのを変更し、両親がつけてくれた名前から高校時代の友人が考えたニックネーム「ドリー」として活動していくことにしました。

性自認は「中性」性的指向は「女性」で、FTMよりになると思いますが、ホルモン治療や手術を望んでいるわけではありません。あまり、セクシャリティをこれです!と決めているわけではないので、なんとも言い難いのですが…。メンズ服を好み、男性に見られることの方が多いです。女子トイレに入ると、大体「えっ」って言われる感じです。

出身は島根というところです。鳥取ではありません。あの有名な出雲大社があるところです。(笑)

行動し始めた理由

行動をし始めた理由は、「失恋」でした…!

え…そんなこと?って思われたかもしれませんね。

結構セクマイさんだとありがちだと思うんですが、自分は恋愛至上主義な人間だったんです。

自分がLGBTであることに気づいてから、「なんで間違って生まれてきたんだろう、早く死ねたらいいのに。」ってずっと思ってきて、人生全部意味ない、勝手に生かされているけど死ぬ勇気もない。みたいな感じで、世界に対する不満ばかりを持った生きた屍のようでした。

特にその思いが強くなったのが思春期で、周りが恋愛に色めきたつころ、自分は恋愛話になるといつもドキドキして、「普通じゃない自分」を隠す毎日でした。本当の自分を隠すたびに、自分を否定しているわけですから、自己肯定感なんて皆無だったし、自分のことが大嫌いでした。いつもクビにロープが巻き付いているようなそんな感覚で、「いつになったらこのロープで死ぬ勇気が出るんだろうか。」と考えていました。

普通に男性で、普通な人生が送られればどれだけよかったのか、こんな苦しい気持ちになることもなかったのに。好きな人の恋愛対象として、まずスタートラインにも立てない自分は人生終わったようなもんだ、幸せになんてなれるわけがない。そう本気で思っていました。

なんかこれ書いているだけで、当時の辛かった時が思い出されてきてなんか泣きそうになりますね。(笑)でも、結構LGBTだと同じような思い抱えている人多いんじゃないかなと思うんですよね。

自分の人生を悲観しているからこそ、恋愛が始まるとそれにのめり込んでしまう。自分の人生に意味が見いだせないから、恋愛をすることで承認欲求を満たして、生きていていいような感覚になるんですよね。人から求められているって感じられるから。だから多分、LGBTって恋愛にのめり込む人が多いんじゃないかと思うんです。…もちろん違う人もいるとは思いますが。

そういう恋愛至上主義の結果、失恋したのが行動し始めたきっかけだったのです。

人生最大の失恋

失恋した男性

では、きっかけとなった失恋について話していきます。少し長くなりますが、ご容赦ください。

私にはプロポーズを受けてくれ、いまは法的には結婚できないけど将来結婚しようという話になってた彼女がいました。

彼女も元々は勤め人だったんですが「夢を追いたい」と言って、先に仕事を辞めました。その夢を叶えるためには長い期間がいり、夢を叶えたら一緒に住めるようにがんばろうねという話になっていました。

しかし、ノンケ(LGBTではない)だった彼女は親兄弟に私の存在は隠していたし、遠距離恋愛だったので、何かあった時に何も連絡がない状態でした。今後一緒に生きていくのであれば、それはクリアしなければならない問題だと思っていたし、今後どうやって一緒に生きていくのかちゃんと考えたいと思い、彼女に伝えました。

でも彼女は、

今この瞬間を生きること精一杯だし、結婚なんて先のこと考えられない

と言って「夢を追うことで今を生きるのに必死な彼女」と「先のことをちゃんと決めたい自分」でどんどんケンカすることが増え、結局彼女から別れを切り出されました。

その中で彼女から、

私のために生きるんじゃなくて、ちゃんと自分の夢を見つけなよ。

自分の人生の主役は自分だよ。私に依存してちゃダメだよ。

自分が幸せだから、人を幸せにできるんだよ。

と言われました。

でも、正直当時の自分には彼女の言っていることがよく分かりませんでした。

「彼女と一緒にいて、彼女を幸せにすること」が自分の幸せだと信じていたし、彼女のために生きることが人生の目的だとさえ思っていたからです。恋愛至上主義の典型…ヤバイヤツですよね。

今になってみれば、自分の人生を無意識に彼女の人生にのしかからせ、重荷になっていただろうなと分かります。後悔先に立たずですが。

失恋を失恋で終わらせない

失恋

誰よりも大事だった彼女と別れて、「もう生きる意味なんてない」そう思いました。急に目の前が真っ暗になって、また人生のどん底に舞い戻ったような感覚におそわれました。

今までの恋愛は決していいものではなくて、激流のような感じだったのですが、唯一彼女との恋愛は安心して幸せな時間が送れるものでした。それに、親兄弟へカミングアウトできたのも、「彼女と一緒に生きていきたい」と強く思ったのがきっかけだったし、自分が婚約指輪を買うことなんて想像もしていなかったことだったから、いろんな幸せをくれた彼女との時間はまさに「かけがえのないもの」でした。

そんなとてつもない大事なものを失って、これから自分はどうやって生きていけばいいんだろう…本当に死のうと思いました。

ネクタイを首にかけて死のうとしても苦しくて途中で断念してしまう。結局こんなに絶望感をもっていても、自分は死ぬことさえ出来ないんだとさらに絶望にかられました。

寝ることもできず、食欲もない。何も気力がわかない生活が続きました。

 

でも、周りの友人や家族に支えられて、徐々に復活していきました。食べられなかったご飯も食べられるようになり、徐々に生きる力が湧いてきました。そして、思いました。

いつまでこのままの人生でいるんだろう

ずっとこのままの人生は嫌だ

と。

自分が大嫌いだと言いながら、自分を変えようとしなかった。人生に悲観して、人生を呪っているばかりで、何も自分の人生と向き合おうとしていなかった。だから大切な人を失ったと気付いたんです。

そう、「この失恋を失恋で終わらせたくない、変わりたい」と強く思いました。

自分の人生と徹底的に向き合う

勉強する男性

そこからというもの、自分の人生ととことん向き合いました。

まずは、とにかく色んなことをして、色んな人と話をしてみました。もうゆうに100人は話をしてみたんじゃないかと思います。そうして、とてもいい出会いにも恵まれて、いい刺激をたくさんもらいました。そして、自分の価値観を見つめなおすことの重要性を知りました。

価値観ってよく聞く言葉ですが、なんかいまいちよく分からないですよね。

価値観って、

自分の人生の中で、これだけは実現したい譲れないもの

を言うのだそうです。自分は今までの人生でこんなこと考えたことがありませんでした。自分の人生は意味がないと思っていたので、考える必要もなかったのだと思います。

でも、言われたんですよね。

自分の人生のゴールを決めていないと、結局がむしゃらに進んでも、生きたい人生を生きられないよ

って。

 

確かにそうだよな…深い!!

そう思いました。

今までの人生うまくいかなかったのって、結局これがなかったんだって気づかされました。

そこから徹底的に自分の今までの人生、自分の好きな事、夢とかめちゃくちゃ色んなことを書き出して、「自分の人生」というものにこれでもかってくらい向き合いました。

そして

  • 自立した人間になりたい
  • 自分を好きになりたい
  • 自分らしくイキイキと生きたい
  • 自分を幸せにして、関わった人もみんな幸せにしたい

という思いが強いと分かりました。

覚悟と行動

自由を求めて

そして、自分の中の思いに気づいた時、すぐに浮かんだものがありました。

仕事を辞めたい!

ということ。

自分の職場は、セクシャリティを出せるような場所ではなかったし、「自分らしく生きる」が実現できるものだとは思えなかったからです。

それでもやはり公務員…お世話になった人もたくさんいる…ということで悩んだ期間もあったのですが、そんな時に職場の飲み会でセクシュアリティに関して嫌な気持ちになる出来事があり、辞めることを決断し、令和3年度末で仕事をやめることに職場に伝えました。(詳しくはこちらの記事に書いていますので、読んでみてください)

そして、まずは自分を好きになること、自立することに重きを置いて、活動をしていきました。行動し始めて約1年…出来るようになったことはかなり増え、自己肯定感はすごく上がりました。

その状態になって自分のしたいことがぼんやりと見えてきました。

過去の自分のように人生を悲観して、苦しんでいるLGBTをサポートする活動がしたい

ということ。

そして、その思いを実現するために「リベルテ」を立ち上げたのです。

「リベルテ」は、

  • 自己肯定感を上げる
  • セクマイ同士の憩いの場を作る
  • 挑戦したい背中を後押しする

という目的のもと、立ち上げたサイトです。

「リベルテ」について

「リベルテ」では、

  • 定期的なブログ記事の配信
  • 当事者同士の交流会の開催
  • アライとの交流会の開催
  • 希望者に対するコーチング

を主にしています。

これらの活動を通し、

  • どうせ自分らしく生きるのなんて無理
  • 自分のことなんて変えられるはずない
  • 周りにLGBTがいなくて孤独
  • LGBT特有の悩みを解決したい

などなど、普段辛い気持ちを抱えている人達の心が少しでも軽くなれば嬉しいなと思います。まだまだ発展途上なので、どんどんあなたの力になれるように成長していこうと思います。

「リベルテ」のVisionMissionについては、それぞれのページをご覧いただけるとよく分かると思います。

いままさに過去の自分のように悩んで、苦しんでいるあなたの力になれることを願っています。そして、より力になれるようにあなたの声をたくさん聞かせてください。みなさんと一緒に「リベルテ」を成長させ、いいものにしていきたいと思っています。

あなたと交流し、よりよい個人、よりよい社会を作れることを楽しみにしています。

「リベルテに参加したい!」と思った方はこちらから。

QRコードはこちらです↓

それでは、また!

自由に生きる

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